ダメな女.

というのを、書店で「はっ」として思わず購入してしまった。初め、棚の目だったところに置いてあり、気になって手に取りはしたものの、立ち読みで済まして購入せず。後日、やはり気になってもう一度読んでみようと思い、同じ書店のそのコーナーに出向いたものの、無く。新刊の書棚の入れ替わりは、予想以上に早いものなのだ、とため息。書店員さんは、結構偉大だ…。
で、『ダメな女』。
恐らく著者が、村上龍氏でなければ、購入しなかったであろう。世の中には今や、こんな題と内容の本は溢れているから。されど、村上龍にこの、ありふれたネタを語らせたら、きっと何か新境地にたどり着けるような気がして。
結果は……はっきり、「ダメな女はこんな女だ」とは語っていないところが、他とは違うような。ダメな女について、以外のネタもはっとさせられるような、と言っても彼らしい内容の一冊。私にはいずれにしろ、どぎまぎ、はっとする一冊。これは読んで、余り損はないような(推量)。

                                                                                            • -

特に多忙ではないのだが、毎日何だかんだ動き回り、体力を消費している。呑気な生活ではあるのだが、何かしら問題は尽きず、後悔も自己嫌悪も尽きず、物思いのネタも尽きず、結局のところ、落ち着きが無い。
本日は、後輩と呑んできた。彼女にとって良い呑みだったのかどうか、良い時間を提供できたのかは分からないが、私は朝から引きずっていた物思いを、一瞬中断することが出来たので、まあまあの具合。酒で紛らわすことの出来る程度の物思いは、まだいいものだ。
酒は、良い。
が、やはり体調や老いで、最近アルコホオルパワーが回るのが、些か早い気がする。気をつけねば。まだいつぞやのように意識を失って、誰かにお姫様抱っこされぬようには……。もう若くないのだし(痛)。

                                                                                            • -

米と麦.
私は、いいちこが普通に好きなので、焼酎は麦が美味しいと父に言ってみると、「なにいってんねん、焼酎は米が一番旨いにきまっとるやろ」
と怒られた。そりゃあ、一番は米かもしれない。日本だし。
てなわけで、今日は真面目に米焼酎をいただいた。
甘い。
米、甘い…。

焼酎に甘さは余り求めない人は、麦でいいと思う。個人的には、甘さは日本酒で、結構(熱燗好き)。しかし、米も美味しかった。大男、という米焼酎を今日は飲んでみた。

父と同じ意見なのは、黒糖焼酎は、おいしい。匂いも。