2005-01-01から1年間の記事一覧

往くもの来るもの.

掃除機をかけ可能な範囲で徹底的に埃を取り、ワイルドな風に窓を跨いで腰掛け窓を拭き、紙類の整理をした。こんな寒い時期にどうして大掃除なんてするのか、と思うが、新しい年を清潔な場所で迎える事の清清しさを思えば、大晦日の掃除はどうしても抜かせな…

情の利用法.

自室の片付けをした。書籍の移動(テーマ毎に分けてみた)、家具に積もった埃とりのみ、行う。腰が痛む。気にしだしたら終わらないであろう細部は、明日に回す。そして、書籍も、ただの紙束と思う事にしながら進める。これも気にしだしたら片付け速度が極端…

具体のないもの.

何を訊いても云っても、実直な応えが返ってくる。実直な応えしか返ってこない。目で語ろうとする。それを受け取る事を要求する。 - 作家によって、或る身体の部位を自身の創作の中で固執し表現する様子が見られる、との事を、講義で聞く。夏目漱石は頭、川端…

加速する“歳”代.

八百屋お七が江戸に火を放った日である。そして今日誕生日の渡哲也さんのご趣味は「焚き火」だそうだ。これは何か関連性があるのだろうか、という話題を会うひと人に撒き散らした。嬉しがり屋である。終いに、「丙午」(ひのえうま)について気になり、以前…

頑張れよ.

てくてく、という言葉は好きだ。誰が造ったのだろうか。歩いている感じが、物凄くする。 服を買わなくちゃ、と殆ど義務感で探し回って疲労し、今日はとぼとぼと歩いた。冬期休暇の間の長期貸し出しを利用し、図書館から6冊も借り出してしまった為、鞄が重い…

てくてく.

翌日から始まる講義のテキスト購入、図書館の資料返却の為、大学に行く。用事を済ませててくてくと寒空の下、散歩に出かけた。北の山が白い。帰るまで天気がもつと良いが…と思っていたところ、生憎途中雪が降り始めた。大学がある土地は山に近く、市内でも北…

凡人の呟き.

凡人が天才の上を行く事は可能なのだろうか。 何やっても不器用でだめな子の私は、小さい頃からずっとこの疑問を背負い続けてきた。好きな事、やり遂げたい事が出てきた時、成長したいのにうまくいかない時、自分だけ失敗した時、特に思考に昇る疑問だった。…

家族団欒.

クリスマスは家族と過ごさなくちゃ、というところだけ変に西洋化、という訳でも別段なく、単にゆっくりしたかった為、家で食事、ケーキ、テレヴィを堪能した。炬燵の所為でまた怠け癖が出てしまった。(そういう人の事を「コタツムリ」と母は云う) 少しでも…

眠り姫.

徹夜⇔爆睡週間の爆睡の日になった。身体がだるくて何もする気が起こらない。 自己分析の必要性と、昨日セミナーに参加した会社について、寝台の中でもやもやと思いめぐらせていた。 少子化の時代にありながらも福利厚生に重きを置いていない会社に不信感を抱…

ひとりのクリスマス.

久々に朝から大雪で、交通機関は大幅に乱れ、セミナー会場に行き着くのも一苦労を要した。例によって、吹き付ける雪混じりの向かい風のなか、走り回った。 雪が積もり始めた道に風が吹きつけ、白い波が立ち起こった。二社のセミナー終了後、雪は道で凍り始め…

一年前へのお説教.

人は思っている以上に、似ている。特に棲む国が同じであると。*1良い意味でも悪い意味でも、人は他人へ、思っている程意識を向けていない。しかも、向ける意識は、その人の都合で決定される、甚だ主観的な意識なのである。怯える事はなかった、人はそういう…

ひと人のこと.

午前中のレッスンは、毎度お互い眠気眼である。「これから旅行に」「これから授業で発表」と云い合いながらも、バロックの楽しみについて暫し語っていただき、私は満足して御宅を後にした。決して、自分が満足出来る状態でレッスンに臨んだ訳でも、師匠を喜…

檻周辺.

洋楽邦楽問わず、やたらとオールディーズが聴きたい、そして物思いの方向が過去に向いている。これを現実逃避と云うのだろうか。過去は生暖かい、そしてその生暖かさは気のせいである。 - 雪が当然かの様に降っている。その中をひと人は当然かの様に丸まって…

singin' in the rain.

雪が少し積もり、気温があまり上昇しなかった為に道の端で凍りついていた。そういう場所では大抵滑ってしまう私は、細心の注意を払って外出した。 発表の準備をしに、例の辺境地にある図書館に行く予定であったが、昨日の疲労と今日の寒波に、自室に閉じこも…

一人上手、と呼ばないで.

聴きたい音楽があったが、点けていたラヂヲが突如中島みゆき特集に切り替わった所為で、聴き入ってしまった。一度聴き始めると、中島みゆきははまりそうで怖い。 ひとりが好きな訳でも、無事な訳でもない。ひとりも好きなだけである。 - セミナー後(会社説…

my luv.

徹夜と爆睡の日を繰り返している。今日は爆睡の日で、見事に寝坊してしまった。急いで予習をして出掛けると、テキストを自室に忘れてきた事を、引き返すには遅すぎる時点で気づく。どうしようもない日だった。 - 楽器技術に関して、癖を矯正しようとするが、…

辛い都会.

去年の12月の日記を見て初めて、その時の感覚を思い出す。埋まらない夜と、ぬるま湯(変換したら「微温湯」と出てきて妙に感動した)を浅く張った風呂の中で溺れるような昼を、常に下を向き、泣きたくなった時だけ上を向いてやっと渡り歩いていた日々の感…

ポッケにベアグミ.

グミ、といえば、グミの実、という常識を知らない。私がグミといえば、ゼリーよりも硬いゼラチンの塊、である。一度グミの木とその実を見てみたい。否、見なければいけない。 - 自分に合っていると思う会社、自分が納得出来る会社、という話は、私の親世代に…

硬いグミ.

自意識ははっきり持ち続けているものの、視界と脳内が朦朧とし、足取りもおぼつかぬまま大学に向かう。こんな状態は、卒論提出間近以来かもしれない。思考について、まともであるつもりでも数分後に考え直すと、屈折して全く筋が通っていないそれに気がつく…

ひとり向かうその先へ.

一週間のうち、平日3日で週末4日になって欲しい。否週末5くらい欲しい。怠け者願望である。好きな事をしているはずなのになぜか疲れる。気の持ちようか。 - 就職活動から帰ってから、何か重要な作業の予定を入れた事が間違いであった気がする。身体を使い…

膨張.

一日、pcに向かって作業をしていた。例によって、珈琲、紅茶、紅茶アレンジものを繰り返し飲む。そうしていると、口の中がカフェインで渋くなってくる。歯磨き推進週間になってしまった。 発表は、内容が膨大過ぎて相変わらずまとまらない。しかも、云いたい…

パッションで.

歴史的名著が大学図書館にない、研究室のは誰かが無断で持ち出したまま返ってこず、よって僻地にある図書館へわざわざ行くのに、目的は貸し出し中、という不運を、声高に呪いたい。午前中は僻地の図書館に赴き、その後大学にて楽器を仲間と共に弾く。 こんな…

「好き」の順番.

就職活動、企業研究、学究と発表、通常講義の準備で、頭がごった返している。どんな順番でどんな方法、容量で着手して良いものか、全く分からないまま、チャイと専門書を手に喫茶チェーンのソファーに沈んだ。最優先のものから、より、一番好きなものから、…

それでも進む.

師匠と弟子、眠気とだるさが抜けないままに、楽器を弾く。耳が大切、音をよく聴く事、と何度も云われる。再現したい音、改善したい醜い音、自分の中にもストックはいっぱいあるが、自分の腕で実際の音に、振動に出来ない事、空気に放ってやれない事が悔しい…

野獣という名の.

授業で、意味の通る英語を話す能力のない自分を忘れ、ついむきになって的を得ない発言をしてしまった。こうやって言語能力は向上するのです、と宣教師のように説かれようが、気にするなと云われようが、後悔と羞恥心は消えない。どっと疲れて帰宅、レッスン…

表面と内面.

風呂場で卒倒しかけた。湯船で考え事を数十分(半時間もしていないつもり…だが実際のところはどうだったのか定かではない。皮膚はまだふやけていなかったと思う)した後、風呂から上がった時、吐き気がすると思った途端世界が揺らいだ、否私のどこかが揺らい…

en.

書店のにやにや要因:『生協の白石さん』猫にまたたび、私に白石さん。堪らない。にやにやが「ぶっ。(…んごほごほ。)」になる前に、平積みのてっぺんに戻せて良かった。白石さんが本当にあのキャラクターだったら、どんなにか世界は面白くなる事か、と思う…

音楽馬鹿一代.

演奏会に行く以外、自室にてweb上就職活動をしていたらば一日終わり、夜が明けようとしている。翌日は早朝から合同説明会である為、寝坊より居眠りを取り、うとうとしながら朝までの時間を潰す事にした。いやはや、懐かしき就職活動生活である。(一度PCに向…

西高東低到来.

夕飯の食卓に「ぶり大根」がのぼるようになった。生姜と出汁が沁みた大根、脂分とコラーゲンの豊富で味の良い鰤の粗は、堪らない。御飯もすすむ。熱燗を所望したいところだ。 今年は柿と林檎の贈り物が相次ぎ、嬉しい晩秋を送っている。が、蜜柑を切らすと居…

煩悩、睡眠欲.

詩学と詩の解釈法の授業では、健全に脳は働く。が、文学の授業では、脳が拒絶しているのは分かる。今日は、ドラマも拒絶した。単に、疲労しているだけかもしれない。 作業をしていると、時間が経つのが早い。幾らも進まぬうちに、一日は終わってしまう。 読…