2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

コーヒー色の風に捧げる.

インスタント・コーヒーよりはましな味のコーヒーが手に入ったので(如何にインスタント・コーヒーが「薄味」であるかが分かる位の)、朝布団の中にいる時から猛烈に求めていたドーナツを買いに出掛けた。「ドーナツ欲」を動力源とする自転車は、速い。たと…

あ・うん.

学生時代はよく来たが、働くようになってからは足が遠のいていたカフェに来ている。 その地には、約半年毎に行く機会がああるので、年に必ず2回はそのカフェに寄る。期間を空けていくものだから、コーヒーを、と云うと当たり前だがミルクが付いて来る。週に…

たそがれる才能.

地球の隅の隅で、何も大した事はしていないのに、何故これ程疲労を感じているのかしらん。高層ビルにも夕陽が落ちる。ここ数日雨か雪ばかりだったので、快晴の夕べは久しぶりだった。 起きて働き眠る、という生活の中で、以前はあった余裕が近頃なくなってい…

もう無いもの.

満たされている時にはそれ程意識的に観察しないくせに、残り少なくなった時やすっかり無くなった時に、残った泡や痕跡を見つめながら、そこに「昔」在ったものを強く想う。 例えば、目の前のカップにへばりついているコーヒーの泡の帯、である。棺桶の中の亡…