2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「タ」から退屈と怠惰の音.

昨日撮った写真を載せておく。 - やっと蝉が鳴き出したが、今年の蝉は随分小柄で気の毒に思う。 猫はやっと見つけたらしい日蔭、芋の葉の下で、ヴァカンスを楽しむ婦女の様に横座りで寛いでいる。その表情が尤もらしく少し生意気で可愛らしい。 一緒に歩いて…

始まった夏.

昨夜から友人に寝床と朝食の提供を受け、昼頃に帰宅す。会で戴いた壁掛け時計を自室の壊れた時計と交換、設置後、引き出物のお菓子を食べて、そのまま再び睡眠。 久々に天気がよく、そらはすっかり夏の顔をしている。青春映画の様だ。いつもは無言の坂道も、…

happiness

予定通り、引退した部の同期の結婚式ニ次会に出掛ける。 - 同期4人の待ち合わせ時間は遅い午後だったので、就職活動のついでに何度か足を運んだ気に入りの古書店に、時間まで籠もる事にした。三十分以上籠もるなら何か買って出るのが常識だろう、そう構えた…

邪道と正道、一般道.

冷たい烏龍茶漬けは邪道だ、絶対不味い、と思っていたが、冷たい麦茶漬けは悪くなく食べきれた。しかしやはり温かくないと独特の感動が全く無い。 - 何年ぶりかに試験を受けた。前日から朝にかけて、資料とノートを見直す。書き出して覚えようかと思ったが、…

赤い靴と夏を過ごそう.

さて勉強するか、というところへ、出掛けていた母から電話があり、二次会衣装の買い物に付き合ってあげるとのお誘い、有難く受け取り結局一日外出しぱなしになった。上着を探しに回った。セール期間に二次会を催してくれた友人に感謝する。 肩が紐でピンク色…

灰の降る街にサイレン.

文字による「叫び」実験: もっとこうstream of consciousnessでもってごうごうどどどと文章を練り上げひねりあげねじりあげぶっとばしたい この今深夜画面に広げているWord文書が横書きでなく縦書きで一人称「私」とか会話文で一頁とか繰り広げられてて…つ…

果実絞り機.

内容が充実しているが判読出来ない紙切れか、内容は薄く殆ど概要しか載っていないが気分が良くなる程美しいノートか、どちらが良いかと云われると難しい。前者を美しく書き直すのが良い、として実践し、無駄に時間を費やすのが自分である。 - PCを持って、…

プラナリア文字.

気がつけば日曜も月曜も終わっている。何をしたのだっただろうか…ちょちょちょっと待って下さい。巻き戻し、早送り、拡大。 ちょちょちょっとぼぼくにもおおくれよ ちょっとでいいんだ ・・・幼い頃何度も観た「くまのプーさん」のビデオ(ヴィディヲ、と書…

本とお酒があればうれしい.

外出といえば、自宅から徒歩五分の図書館に『響きと怒り (講談社文芸文庫)』を借りに行き、他に手に取ったを暫く読んで帰るくらいで、後は一人暮らしをしている祖母宅で、家族揃って食事をし、一日が終わった。 半分読んで置いてある『おめでとう (新潮文庫)…

洒落者とマンドリン.

すぐにお酒に酔いそうになる。暑さで体力が消耗しているからだろうか、それとも単に衰えただけだろうか。 - マンドリンを抱えて格好をつけている萩原朔太郎の写真を見かけた。『作家の猫 (コロナ・ブックス)』という猫飼い作家の写真資料集に載っていたが、…

現象としての男性、とやら.

降りしきる雨の中に、楽器をビニルで梱包し、重い鞄と傘と共に出ていく。数分で腕が痛くなった。楽器を貸してくれ、とわざわざこんな日に云った張本人は、「駅に着いた」と送ったメールの裏側「着いたので、迎えに来て持って欲しい」を読み取る事は当然なく…

道楽感情.

帰りの電車で、眼鏡を膝に置いて眠る男性を見かけた。俯いた顔はわざわざ覗き込んでまで見なかったが、身体格好の美しさの上に、特別な代物、属性である眼鏡がくっついているこの構図は、妄想を駆り立てる。何の関わりもない人の、眠る時に眼鏡を取る、とい…

魚の息継ぎ という喩え.

近頃趣味で本を読む時間を作っていない。どうすれば捻出出来るのか、忘れてしまった。購入した本の山ばかりが高くなっていく。 単純に、仮想の恋愛で以って感傷にどぼどぼと浸かりたいと思い、『ハチミツとクローバー 1 (クイーンズコミックス)』を二巻携え…

電話は鳴らなかった.

「失敗を恐れたら 何にも出来ないよ」という歌声が流れてきた。保育園から、である。ごもっともだが、難しい事を云う。 通りからは遊技場が見え、和音をよく外すがご機嫌なピアノが聞こえるする。遠目で見ていると小さな子供達は可愛い。 猫達が植木鉢をぬっ…

単純にも.

ひと人とどういう付き合い方をしたいのか、分からなくなる時がある。そんな時は出掛ける事が億劫になる。少しのユウウツ。 特に、どういうひとで何を求めて求められているのか、というものが吹っ飛んでしまい、「もう私は駄目かもしれません」と思っては、電…

音のある世界に棲んでいる.

昨日の雨の所為で頭痛が取れない。一日家に引き篭もる事にしたが、団地は賑やかでまた家の中もごとごとざわざわどどどどという音で溢れているので、落ち着かない。特に、二筋先に、巨大な犬を巨大な檻で飼っている家があり、その犬達は昼夜構わず巨大な声で…

祭の外観.

作業のお供はインスタントコーヒーに限るのだが、暑くなり始めた頃から、自宅のポットの電源は切られてしまっている。切ない。一々お湯を沸かすのも面倒で(そこは水から沸かしてドリップしたいところだが、近頃とことん「手間」というものを割愛する生活に…

連れていって、どこかへ.

短編集を単行本で買うのは、何だか贅沢な気分がする。一篇ずつの大切さと重み(頁の)が、文庫版とは異なる様に感じる所為だろうか。 - 猫の居場所が消えていた。いつも猫達が寝ていた場所に昨日から植木鉢が敷き詰められている。家主がいい加減迷惑に感じ始…

羊男的転回.

「お気に入りアイコン」何度削除し入れ替えても、引き伸ばされてちょっと格好悪い電球のままで換わってくれない。・・・と書いたらば、換わってくれた。 - 昨日レッスンでお見かけした美人さんから、お詫びのメールが届く。えらく長引かせ、又その後も居座っ…

206号の残像.

藤田嗣治展の招待券を研究室に一枚、「お裾分け」で置いておいたらば、一瞬で消えた。凄い人気である。 - 楽器のレッスンに行くと、楽団でもお見かけした方が先にいらっしゃっていた。演奏会で何度かアンサンブルに出演されていて、その選りすぐり成員の中で…

宵待ち草.

自室の片付けで本の小山が出来た。また均一ショップで籠でも買ってこよう。3coinsの白い金属籠が気に入っている。他の雑貨店では数倍の値段がついているから驚く。 本棚を増やす事が出来ない代わりに、籠と紙袋ばかりが増える。 - 先日行った展覧会の招待券…

私は日がな頬杖をつくだけ.

煩悩だらけにも、程がある。 - mixiが嫌いになった。知らない人とネット上で繋がる事にはとても意義を感じるが、知人と繋がるのはやはり現実だけで十分だ。それは前々から感じている事だが。ネットを捨てて、町に出たい。結婚報告まで画面上でされるなんて、…

ソレイユ氏.

55555ヒットは自分で踏んだ。 「魔弾の射手」(ウェーバー)はシンコペーションが多すぎる。 - 師匠の楽団練習は非常に有意義である。師匠の指示(魔法の様な)に従うだけで楽しくなる為、それだけに依存しっぱなしになってしまう。自分がどう弾きたい…

天賦の才.

自分でも意外な程に早く快復する事が出来た。 大学職員の面接に臨んだ。本校学生が殆どの様で、面接官から発せられる視線の温度が違った。どうも場違いらしい。こんなに手応えのない面接は初めてである、可笑しいくらいであった。勿論良い結果の電話は来ない…

自力本願で星屑を描いて.

一晩中、就職活動サイト、検索ポータルとを睨み続けた。きつ過ぎる。電気を消した部屋も自分の仮想も真っ暗である。先日内定を戴いた会社にいつか入社する事が夢の一部だったのであるが、自分で不審に感じた点を追究していくと、その会社は私が抱いている信…

屑(クズ).

※コメントフォームが少々みにくくなってしまっています。すみません。改善方法が判明し次第、修繕致します。 - 通りすがりのバーゲンで、3割引きの夏用のクッションカヴァーを獲得した。 明るめだが落ち着いた緑(抹茶色に近い)に白で大柄の模様(何の模様…

それでも電話は鳴る.

電話が鳴って、「内定」という単語が聞こえた気がした。 何年か前に或るプレゼンで見初め、中途採用でも良いからいつか入社試験を受けようと思っていた会社だけに、縁を感ぜざるを得ない。(それは内定をいただいたからだが) 数日毎に採用情報を眺め、数時間…

旅日記.

緊張して眠れない。5時の電車に乗れるかという緊張が半分、社長に会い云いたい事を云う事が出来るかという緊張が半分である。新幹線でもきっと眠れないだろう。困った。 - 眠れないので、電車の中で読もうと鞄に入れたが余りに嵩張る為躊躇した本を読む事に…

雨とヴォーリズ.

時には背伸びをせよ、と高校の或る教師が当時云っていた。背伸びは悪くなかった。が、それが過ぎて、元の丈が分からなくなった気がしている。背伸びをすべき時は済んだのかもしれない。 今日の予定はややこしい。 書類提出、論文読了後返却、明日の準備、水…

雨霞み.

一定時間毎に激しく雨が降る。 窓を開け放して音を聴きたいが、あまりに強く降るので閉めねば水浸しになってしまう。しかも窓が曇ってしまい景色も見えない。 - 揚げ茄子の美味さに目覚めた。 - 祖母から茶道具を借りて、食後に抹茶を点ててみたが、うまく行…