2009-01-01から1年間の記事一覧

メモ.

○触れ合えるかは別として、動物は分け隔てなく好きだけれども、最近特に訳も分からず兎がやたらと目に留まる。勿論猫は相変わらず食べたい位好きだし(高い所に三角二つ、月影の下で揺れている風景が堪らなかった、先日の中秋の名月夜)、鹿も奈良公園の角切…

雨冠.

『圏外へ』という本の中に、スープやラーメンなんかに入っているワンタンは、雲呑、と書く、とあった。その記述を見た途端、今すぐ雲を呑みたい(挽肉入りの、つるっとしたやつ!)、という気分に囚われた。結局、昼に買いに行き会社で食し、帰り掛けにもう…

パスカル氏からの手紙.

先日神にすがってみたくなり、由緒正しい神社でおみくじを引いた。そのくじ(大吉)に記載されていた神託が、何とかの命(みこと)のものではなく、パスカルの言葉であった旨などを、数十分に渡って記述していたところ、アクシデントに見舞われ途中で原稿が…

そろそろだ.

そろそろ「大暴れ」したい。 京都音楽博覧会、というイベントでチャージした(主にくるりステージにて。次位は石川さゆりで、その次は矢野顕子)魂の相応しきゆくえを探さねばならぬ。 変わりやすいのは「乙女心と秋のそら」、とはよく云ったもので、気分が…

本の行方.

めばるの骨は未だ抜けず、時々えずく。非常に厄介。 昨日何かの拍子にふと、坂口安吾の『堕落論』が読みたい、と思い立った。売りに出す本を引っ張り出す作業のついでに、恐らく部屋のどこかに埋もれているはずの『堕落論』を目指して本の山を切り崩してみた…

美味い魚にも骨はある.

魚に箸を入れて、美しく身をほぐすのには自信があった。しかしながらその美しさは、多少骨の取り残しがあっても、飲み込むのに脅威を感じなければ口に運んでしまう大雑把さがあった故の結果なのである。必要な手を加えた後は、時折ぽりぽりと云わせながら、…

「退屈」座り.

蝋燭の炎が尽きるのを今、体育座りで待っている。深い器の中で蝋燭を灯すと、後々マッチで芯に点火する際一苦労する。今日等は、なかなか巧く行かずマッチを5本も無駄にしてしまった。マッチを縦向きに持つと火傷しそうになるので、器の方を傾けたりして苦…

クールドライ.

大阪には良い喫茶店がない、と勤めだして40年程になる父は嘆くけれど、そんな事はないと思う。ただし、一日一万歩も業務以外で歩き回る暇があれば、の話ではあるけれども。少なくとも、常連さんが持ってきたアイスワインをご相伴に与る事が出来る位、良い…

五月の莫迦.

次なるミッションを発見した。先日ギャラリーで洒落た熨斗袋を見つけたので、今月下旬にある友人の結婚式用に購入したのだが、帰宅後水引選びにも作法があった事を思い出しよく見たら、残念ながら蝶結び・・・。結びきりの洒落たやつを探しなおさなければならな…

休暇気分は上々.

Papierd'armenie(パピエダルメニイ)という、燃やすと空気清浄効果のある甘い香りの茶色い紙よりも、マッチを燃やした匂いの方が癖になる。ライターは怖くて使えない。 この紙を燃やすのに丁度良いではないか!、と極狭い目的で購入した小皿(写真奥。乗っ…

雨という存在.

猫が夜な夜なうかれ声を出すので、こちらまで悩ましげな気分にさせられる。昨夜等は近くの公園内で合コンが開催されていたらしく、複数の声色が聞こえてきた。高低大小違い、可愛さも色々。今年は例年より気温が上がるのが遅いので燕は無事だろうか、と心配…

travelling cow books in Kyoto.

連続休暇が晴れ続き、という事は滅多にない、とラジオの天気予報で耳にした。が今年は珍しく晴天に恵まれそうです、と予報士が嬉しそうに告げていたので、特に焦って予定を組む必要もなく、行き当たりばったりで休暇を過ごしている。その日の予定は、朝目覚…

ストーンズと旅に出よう.

旅路の学生達を多く見掛ける頃となった。こんな過ごし易い時期に休暇とは良いご身分だ、と混み合う通勤列車の中で悪態を吐きたくなる。どうにもならない苛立ちは、すっかり自分の過去と他人の都合を忘れさせるのだ。空席にすべり込める可能性を諦めて、本を…

闇の海.

未だ「昼間」と云える時間なのに暗がりがやってくる天候が好きだ。図書館へ行き暫く後退出すると、完璧な雨の世界がやって来ていた。春先の雨は、まだ湿り気が少なく、肌も鼻も潤わない。春の予感を含んだ匂いが、胸のうちに潤みをもたらす事はあったとして…

思い出す事など.

久しぶりに手帖を開けると、親愛なるカフェのチラシが目についた。3月15日3周年、と書かれている。去年のものだ。またそろそろ記念日がやってくるのではないか、と思っていたら、やっぱりである。明後日で4周年だ。 手帖を見返すと、去年はあまり手帖に…