2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「誰かを探そう」.

学生からの卒業、自立への門出を祝い、ジンライムに塩鶏の柚子胡椒だれで、自分に乾杯した。 『小さな家―1923』を第二の肴とする。

港町のそら.

餌を片手に持った食堂のご主人の後を、野良猫が三匹、尻尾を皆同じ角度に持ち上げて、足早にくっついて行った。 先十センチ程のところで曲がった尾の動きが面白い。 - 会えるうちに、と一週間に一度、港のある街にひとを訪ねて行く。古いが美しい洋風の建物…

目隠しの午後.

臨時収入あり、急遽ずっと慕ってくれている後輩を呼び出して、今までのお礼としてランチをご馳走する。球状になっており、火の通り具合を心配せずには居られぬハンバーグの「核」には、銀杏と百合根が仕組まれていて、洒落ているなあ、と唸った。しかし、も…

ちょっとした起伏.

今夜は咳が眠らせてくれない予感がするのに、咳止めドロップは後二粒しかない。結局ドロップの箱はからになり、急遽家族用菓子入れから失敬してきた喉飴一袋で凌ぐ。眠りが浅い。戦前に作られた、と云う、シンプルだが洒落たカップ(紅茶とコーヒー兼用の)…

帳簿と猫の黒い背.

いつもの場所に、野良猫を見つめようと近づいていくと、先客あり。黒いコートと黒縁眼鏡で大人しそうな男子高校生が、縞猫を見ている。と、すっと手を伸ばし餌を差し出す。にゃあ、と顔を出してとことこ近づいていく猫。はにかむ彼と猫の一連の静かな動作に…

カルーアボーイの居る晩餐.

たまには付き合いを、と思い、十数年ぶりに焼肉を食べに出る。なぜに肉ばかり食べるのか、もはや理解出来ないままに。今日は泊まる事にした。 カルーアミルクを飲む人の横で、ジントニックを飲み続ける。ごまかさないで、手を抜かないで入れてもらったジント…

カップケーキと餡蜜.

早朝に醒めたものの、今日は何も予定がなく、どうしたものか、と考えているうちに再び眠りに就き、結局午前を無駄にした。 就職活動以外の時間の使い方に迷っている。とりあえず、管理を任されているサイトを更新せねば、と思い、webデザイン関連の実用書を…