水無月終わる.

月末が迫ると、さらに何かしら追い討ちがかかり、テンパる。

更新が止まっている言い訳にもなりはしないが、最近そうそう「平凡」でもいられなくなってきた。胸が抉られるほど(といっても、私事レヴェル)重い日々を、なかなか綴ることが出来ないでいる。
先日月曜日は、久々に気前良く台風が到来し、朝からばっちり暴風警報、さすがにこの日ばかりは全日休講。

私は、むしろ外出がしたくて、この日の休みはあまり嬉しくなく、
(ちなみに、暴風の音をきいたり、あわよくば風の中を彷徨うのが好き)やる気も萎えたので、締め切って、気だるく蒸し暑い室内で、一日ほとんど寝転んで過ごした(疲労回復)。そして読書。

The Beatlesを聴きたい、と思い立ったのと、村上春樹の『ノルウェイの森』を読もう、と思い立ったのとが、なぜか同時。
プレーヤーで流しながら、一日かけてかの有名長編に目を通す。(ずっと以前、結構なところまで読みかけたが、読了まで至らなかったような)嗚呼青春な筋ではあるが、沁み込むような文章だ……。気だるい日にぴったりで、そしてビートルズにも(あの声にも)。……嗚呼、でもちょっと、殺しすぎやで。

近頃はやたら、読書に体力を要する気がする。疲労感に苛まれているコンニチは、通学中本に目を通す事さえしんどい。内容がライトでもだめ。寝転んで読もうと思っても、ぱたりと本が落ちる。
もしかすると、内容を追いかけるだけの脳の活力と理解力が
知らず知らずのうちに衰えてしまって、昔ほど乱読が出来なくなっているのかもしれない(いかんいかん)。でも、しっかり内容を理解して、ものにしようと思う気持ちは近頃あって、一冊一冊大事に読破している。
あれやこれやと読みたい本、読まねばならない本があるが、今日の雨よじっとり度を勘案に入れると、密な本が読みたい。否、ホラーもいいけど、またそれは別日。そうさなあ……中島敦でいこう。

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日本語の妙.
ノルウェー・・・』でなく、『ノルウェイの森
なところに、ちょっと感慨深いものが。

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平凡って難しい.
ここ暫くはやりの、生活(ちょっと贅沢、丁寧な)万歳雑誌を眺めていると。いろんな人の生活、特に静かに慎ましく暮らしているお年寄りや、田舎の生活の紹介を、眺めていると、たまらなく良いものに思える反面(ふつうに、雑誌の目測にはまっている読者…)
平凡って、難しいと思うのだ・・・・・・
そこに行き着くには、多大な苦労があったことは間違いないが、行き着いた平凡を維持するのも、大変だ。
平凡な時は良かった・・・・・・。(ぽおっと・・・)嗚呼、もう。