スプーンの種類.

そういえば、8月末の合宿後帰宅し、スプーン類収納場におもむろに手を突っ込んだ時ちょっと驚いた。

・・知らぬ間に、グレープフルーツ用スプーンが購入されていた。グレープフルーツの果肉を、うまく掬い取る為の縁にぎざぎざ付きのスプーンのことである。例のスプーンについては、食器類で一番存在価値を疑っていたに。なんせ、ちょっと切り込みを淵に入れてやれば、ぎざぎざ付きスプーンの効果など、無碍に出来るものを。或るいは、我慢してノーマルスプーンで頑張って果肉をすくえば、かのスプーンは全く必要ないであろうに。しかも、普通のスプーンとして普段に使おうと思っても、ぎざぎざ部が邪魔で使い辛いではないか。

次に不必要だと思うのは、苺押しつぶしスプーン。ミルクかけ苺にする際の、苺をつぶす時「のみ」使用。底が凹んでいて(無意味にぶつぶつ付き)、先割れしている。これもなぜか我が家は保持している。家族人数分。

こういう無駄はたまに笑え、たまに理不尽だと感じる。特に、リッチな感じもしない。個人的には本気でイラナイと思う、それらのスプーン類は、案の定使用されずに手垢にまみれているか、無傷で光を放っているか、のどちらかの状態で、抽斗に収まっている。