recognize.

今日は、或る人と、久々に道ですれ違う。
その後「久々に姿を見かけたね」という趣旨の内容を、メールでやり取りする。私である事は、歩き方ですぐ分かるという。…いつでもどこでも言われるように、私は内股でひょこひょこぺたぺたと、しかも安産型の尻を振って歩くらしいのだ。(自覚が無いわけでもない)後姿ならまだしも、前からでも遠くから私と確認出来るとは、よっぽどなのだろう。
ちなみに、その或る人を以前見かけた時、首の動かし方で分かった。歩く時や歩く方向を決めてターンする時同様、その人はきゅっきゅっと、大層美しい動きと美しい角度で以って、首を動かすのだ(進むべき方向を定めようとする際の運動)。思わず見とれる動きなのだ(頭が小さめで、小顔である事も、その美観を助けているのやもしれない)。




しかし、一番は気配である。その人(に限らず、かどうかは未だ未確認)が近づいてくる時は、何となく予感がするのだ。「遭いたい」ではなくて、「遭いそう」という予感が、まるで地震の前触れを感知する時のように、はっとやってくるのだ。…裸眼の時、視覚ででは確認出来なくても、何となく「あの人」が来る事が分かる。とても便利。本能、だろうか。