眼鏡を購入.

真木敦氏の額縁眼鏡に、完敗。
鳩の栖紺極まる


否、それはいいとして、
よくよく品定めをして購入する予定であった矢先、先代の眼鏡フレームがひしゃげてしまったので、急遽安価で済む眼鏡屋に飛び込み、品定めをねばった末にひとつ購入した。ぱっとしない顔に変化を、と思い、セルロイドフレーム(やや厚め)で黒(主張過剰にならない程度にぎりぎり留まった)、切れ長の目と眉ラインに合わせて楕円型の眼鏡にする。無難なメタルフレームで細縁にしておけばいいのに(そっちは、いつか少々値が張ってでも良いものを購入予定。細縁には細縁の良さと萌えがあるのだ。)、冒険に出かけてしまった。先代のメタルフレームを購入する際、「こんな濃いテイストの眼鏡はまず似合わないだろう。ギャグだ。」と思ってかけたまさに額縁眼鏡が、実はどれより自分に良く似合っている事態に衝撃を受けた日の事を、未だに忘れられない所為もある。…眼以外の顔のパーツが無駄に大きい事が原因のようである。笑えない。
眼鏡フェチ(眼鏡をかけている人を目で追うのも、眼鏡チェックするのも好きである)は、人の眼鏡(とその周辺)を良く観ているが故「幻想」があり、現実(専ら自分が置かれる)にいざ直面した時には、それとの溝に苛まれ、葛藤する事が多い、否むしろ世の常か。世の人は、よくもあれ程自然に、自分の眼鏡を選べるものだ、と思う。


先代眼鏡の頃から、随分視力が低下したようだ。鬱陶しくて無理して裸眼で過ごしていたことが悪かったように思える。眼の中でレンズを支える筋肉、がどうやら視力の要らしい。今後は、気をつける事にしよう。


裸眼では数重にもぶれて見えた月が今日は鮮明で、オリオン座(もう冬が近い)も観察出来た。やっとまともに世界を見れている実感が沸く。