遅い朝の空気.

大学から図書館に、片道30分かけて自転車で向かい本を返却し、その後また30分かけてダウ学に戻り楽器の練習をする。一時間も懸命に自転車をこぐ(その用事と練習開始予定時間の間はきっちり1時間しか無かった為、ほぼ全力疾走で)と、足の付け根辺りががくがくになる。が、朝から良い運動になった。午前10時の街中は世界がしっかり目覚めたところで、程好い暖かみがある。「おはようございます」という時間では無いが、「今日も一日頑張りますよ」という希望が溢れた時間のように感じる。そんな街を走ると、少し元気になる。
でもやはり、早朝を駆け抜ける事が、一番好きだ。おはようございます、という事が。

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躍起になって練習したり、指摘に対して過度の反応を返していたら、絃が切れた。……楽器の方が随分弁えた大人である気がする(「もうええがな、やめとこうや、もう」と云われた気分)。