調子が悪い.

降り積もる日々の感慨、興奮、彼のひとが与えてくれる小さな幸福の下には、常にじくじくとした傷があり、未だに癒えない。多少の痛みは覚悟の上でその膿をすべて取り除き、すっきりと乾燥させて治癒させたいのに、その方法は分からないまま、傷口を触っては泣いてばかりいる。
どうしてだ。

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絶不調。
メール作成も億劫になる程だが、返信しない事や返信内容がマイナス印象ばかりだと失礼なので、何とか取り繕い、また自分でもテンションを上げて、何とか返信した。
鬱と不安物質が指先まで伝わり、痛い。この痛みを暫く忘れていたが、復活して「本当に痛いんだな。」と思い出した。下半身はよく分からないが、本当に指先まで伝わってくる事が分かる。
帰り道、若者のバイクが横断中の私に突っ込んできた。向こうは慣れている(というよりはそれによるスリルを楽しんでいるのかもしれない)のか、数メートル脇を難なくすり抜けて行った。
恐怖で足が竦む一方で、「あのまま轢かれてしまえば良かったのに」と思う自分に、もう一つ恐怖した。けれども、その思いは消す事は出来ない。

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レッスンでは、あまりに進歩が遅く、反応が鈍い為に、師匠は少々苛立ち気味だった。もう年なのか、私の身体が俊敏でないのか、なかなか自分の身体の反応について敏感になれず、操作もすぐには出来ない。慣れかもしれない。