人生って.

今日は雨で、楽譜を製本する為のテープを購入するついでに、何となく上洛した。いつものカフェでエスプレッソ(近頃気に入っている。邪道かもしれないが、やはり無糖派)を呑みながら楽譜を眺める。 マスターに口をきかれると照れくさいが、少し嬉しい。言葉ひとつで大きな気遣いともてなし。

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通学中は大抵、自宅から徒歩約20分、JR20分少々、地下鉄15分という距離と時間を意識はせず、「気がついたら着いていた(嗚呼また授業が始まるのか…)」くらいのものだが、今日は雨で足元が悪く、人が多くて息苦しい上に満席の電車に乗るとなると、何だかいつもの距離がやたら長く感じた。毎日結構エネルギーを注ぎ込んでいるのだな、通学に、と思った。

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晩、いつもの様に彼のひととメールでやり取りしていると、以前好きだったひとから久々にメールが来る。
同時にメールなんて返せない。同時に別次元の事なんて考えられない。同時に二人も特別な関係のひと達の事なんて想えない。
でもそんな事は云ってられない。世界は私中心に回っているのではない(宇宙の片隅ではっ私中心に回っているところもあるかもしれないけれど)から、しっかり考えて返信する。(片方には、もう連絡を取らないつもりでいたのに、結局返信してしまう自分を脆いと感じる)
まあしかし、片方は酔っ払い、片方はテキトウ主義、気兼ねは余りしなくて良い点が救いだった。

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今日のBGM:ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
今日の読書:カノン (Bunshun entertainment) 『ハルモニア』に続いて病みつきに。やはりバッハに執着なさっているみたいです。

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雨と疲労感が、今日は鬱を払拭してくれた。今日はたまたま調子が良かっただけかもしれない。
が、膿んだ傷から膿は出ず治癒しないまま、表面の皮膚だけ自然治癒しかかり塞がれようとしている。たとえ表面だけ治癒したとしても、その部分は感覚が麻痺するはずだ。そうなってしまうのが怖くて、ずっと鬱のままでいるのかもしれない。
体当たりで鬱を打開したいと思うのだが、なかなか難しい。日々が忙し過ぎても暇過ぎてもいけないらしい。