living dead.

エロの要素がつよい漫画について近頃は必要としないのだが、好きな漫画家の漫画故に買うことはある。 はやく目を通したくて電車内でビニールを外し頁を開くが、閉じることになった。別に他人に見られるわけでも、見られて困るわけでも(見たくもないのに目に入って困る他人はいるだろうが)ないのだが、やはり部屋で読みたいと思う。相当に恥ずかしがりやである--し、性的な話になるが、露出や羞恥心を快感とする趣味も無いらしい--為か、何なのか。エロとは、密な関わり合いを好む。
ひとり、ふたり、孤独、仕合せ、という題材を含む漫画は、どうしても気になり、一度は手を伸ばしてしまう。
今日の「止められない」:ペリカン通り (F×comics)

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ひとりでなんとかやっていく気、になった。生まれて死ぬまでひとり、という当たり前の事実の再確認という単純作業、ではなくて。「個人的絶対」の存在に手を伸ばす。

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恋するために生まれた 読む気が起こらない、要らない(失礼)、と思うのにも関わらず、気がついたらばぱらぱらと捲っている。驚くべき格言だらけで驚く。逐一手帖にでも書き出しておきたいが、こういう格言、しかも他人による格言は、一々想っていると自分で動けなくなる。「個人的絶対」というお言葉だけ頂戴しておくことにする。後は、成る程そうかふむふむうーん…と味わう事にしているが、「いつか」の為にこの本はいつか欲しい。
恋するために生まれた、等という科白を口にする日は来るのだろうか。

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ひとからわんさかCDを借りる。宇多田ヒカルの「for you」に「耳」が止まった。他の曲も、同性で同世代の私にとってはインパクトと重み、確かな手応えを感じる曲が多いが、for youの「一人じゃ孤独を感じられない だからfor you」という歌詞には驚いた。二人でいる時にこそ真の孤独を感じる、という意味であるならば、同意したい。
しかし今日は、「音楽のつよさ」が重みに感じ、その重みが肩に心に痛い。音楽を快として受け入れる事が出来ない。拒否感さえ覚える。こんな事は初めてかもしれない。

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パワーが無い時は、じっとしていてはパワーは生まれない。何とか動き出してこそパワーは生まれる。という趣旨の言葉も、江国さんから戴いた。何とか歩み出したい。