briar rose.

早めに起床、楽器の練習を開始す。出かける時まで雨が降り続いていると厄介だが、目覚めた時や目覚めたてで窓際に立つ時、外が透明な灰色で、雨が蕭蕭と降っている風景は、静かな気持ちにさせる。今日は丁度、出かける時に雨は止んでくれた。
気圧に慣れた所為か、頭痛は治まっていて安心した。晴れたり曇ったりの一日は、身体も何となくはっきりせずだるい。

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傘を持って出掛けた日に限って、雨が降らず傘は邪魔になる、この確率の高さは一体何なのだろうか。

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日日の不眠が一気に出たのか、昼頃から眠気に襲われ、辺りが暗くなるまで眠り込んでしまった。気持ちが良いのは良いのだが、変則的な時間帯に眠り込むとまた、碌な事が無い。
屋根の上を散歩していて、歩き回り過ぎで帰り先が分からなくなり、そこでなぜかウエンツ瑛士に助けられる…(続く)、という非常に都合の良い謎の夢を見た。瑛士さんごめんなさい。きっと、彼出演の「正しい恋愛のススメ」というドラマを観た所為だろう。

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小ぢんまりとした白壁の家に、種種の植物の中にひとつ赤い薔薇が咲いているか、茨が白壁の際に盛んに茂って咲いている風景とその色合いが好きだ。其処が何の変哲もない団地でも。季節が終わり少し枯れて色褪せている様子も、手入れを止めてしまった緑の庭にも、また別の良さを見出す事が出来る。

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地域の御老人の為の集会所から、カラオケが聴こえる。年を重ねると若者では決して出しえない色気が出てくる、というが、歌声に現われるそれは極上で、傍を通り抜ける時、その色気に中てられくらくらした。