拾う神、有り.

スターバト・マーテル、今までスタバート・マーテルだと思っていた。…私にとってはよくやらかす間違いである。何度笑われた事か。やれやれ、またか。
就職活動をし始めると、メールボックスを整理する事が途端に面倒になる。

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街の大きな雑貨屋で、銀色の精巧なプレートがついたハーモニカを見かけた。ひとにあげたくなる。私の手元には、父か叔父達のハーモニカが二本ある。吹いたり吸ったりすると、肺に埃がたまりそうな程、埃臭い。特に何の役にも立たないけれども、置いておきたいもの置いてほしいもの、というもの達が世には溢れているので、拾うか捨てるかいつも迷ってしまう。

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ジャズが聴きたい、と思うのだが、一体どれから聴いて良いものか、全く分からない。そして、一枚二枚CD等を購入してしまうと、もう止まらないであろう。ピアノが美しいのが良い。サックスやトランペットの主張が激しいものは、あまり好みでない。
もしどうしてもジャズに浸かりたいと思いはじめたら、『ポートレイト・イン・ジャズ (新潮文庫)』を参考にしようと思う。レコードがこの世から消え失せないうちに、プレーヤーも合わせて入手したい(が、いつこの夢は叶うか分からない)

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会えない予定であるのに、どうしても遭う気がして止まない時、大抵遭う。折角の偶然、を理由に、昼食にラーメンを食べて気楽な散歩をした。私が出かけようとすると、やはり雨が降るらしい。その事にはもう慣れてしまった。