北京ダックの昼.

寝坊した後、外へ出た時見上げたそらはすっかり高く、青かった。感傷より紫外線の心配が、心に浮かんだ。
昼食に入った中華屋の内装(机や椅子、硝子や梁、食器等)は凝っていて、こんな風な部屋に一度は憧れるが挫折する、という乙女的運命を想った。吊るされた北京ダックが4羽程、ホールから見える様に厨房の壁が切り取られている。
中国茶をがぶ飲みしたにも関わらず、晩まで食べ物が胃に残った。

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恥ずかしい内容の手紙を書く事に慣れている。書いている時は真面目なのだけれども、後後読む方はきっと恥ずかしくなっているだろうし、書いた内容を思い出す自分も恥ずかしくなる。自分で恥ずかしくないの、とよく訊かれる。その質問はご尤もだと常々思うが、懲りずに書いてしまう。

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トリの嘴は、どんな味と食感なのだろうか。ただ硬いだけで食べられないのだろうか。