蒼い夢.

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの新曲「ブルートレイン」をラヂヲで聴く。イントロの電車が揺れる様なリズムを聴くと、色々思い出す。(寝台特急だと初めて知った。国内旅行をしたくなった)プラットホームで電車を待っているのが退屈で、前を通る貨物列車がゆっくりホームに入ってくる音を聴き、リズムと旋律を勝手にそこに乗せていた、退屈で陰鬱な中学生生活と退屈で陰鬱な自分、古い型でよく揺れ、音のうるさい電車に揺られながら物思いをする時間、『銀河鉄道の夜』を読み光景を想像しながら眠りに就いた夜を思い出す。曲に一貫性が見られない(良いのか悪いのか、意図的なのかそうでないのか、分からないけれども)点が、『銀河鉄道…』に散りばめられた数々の幻想を誘う。
アルバムではどう彼等の音楽が展開しているのか、楽しみだ。彼等曰く今回の曲は、ブルートレインのようにゆっくりと先に向かって進んでいる、という意味もあるとか。それらしい歌詞も見受けられる。大いに期待したい。

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やる事が多いと、眠くなるのは困る。