傷つけなければならなかった.

遂に母に対して、長年の鬱憤をぶちまけてしまった。自分にも存分に落ち度があると知っていながら、人に意見する事、大好きな人を傷つける事は辛い。お互い甘えてたのだ、と思いを口にしてから実感した。叱られても良いから構ってほしいと思っいた自分がいた。云って貰えるまで何も分からなかった、近頃口数が少ない理由も分からなかった、だから何が悪いのかこれから考えてみる、と母は云った。何かと多忙な時期に、精神力の要る事を新たに拵えてしまったものだが、母の課題に一緒に母と取り組んでいきたい。叱ってもらえないと思うと寂しい気がする今は、まだ甘えてしまっている証拠だが、慣れれば親離れをして自立していける気がしている。
やっと云う事が出来た、やっと今まで何度も見た夢を実現出来た、少しだけ。

            • -

肉体疲労、精神的疲労、泣きつかれ(どこからあれだけ水分が出てくるのだろうか。そしてなぜ目はこれ程にしかも醜く腫れるのだろう。)により、半日は寝床に転がる。いつまで経っても抜けない疲労と雑多な物思いに、眠って治癒させる事を諦めて、起き出す。そしてPCを立ち上げ、メールの確認と就職活動をしていたらば、あっと云う間に一日が終わった。

            • -

母が話しかけてくれなくなった。お互い気まずい思いをしていると、また辛い。
血を分けたもの同士なのだから、いつかはなるようになる、と信じる事にする。
しかし自分のなかで、何もかもばらばらになってしまった気がする。母とだけではなく、他のひと人との関係においてである。呼吸の仕方を考えると呼吸困難に陥るのと同様、「どうして(なぜ、という方)」「どうやって」接すれば良いのか、分からなくなった。
ばらばらになったものは、組み立て直すしかない。