singin' in the rain.

雪が少し積もり、気温があまり上昇しなかった為に道の端で凍りついていた。そういう場所では大抵滑ってしまう私は、細心の注意を払って外出した。
発表の準備をしに、例の辺境地にある図書館に行く予定であったが、昨日の疲労と今日の寒波に、自室に閉じこもるという予定に変更してしまった。疲労していても動き回るくらいのヴァイタリティが欲しい、と昨年から思っていた記憶があるが、これは一向に獲得に至らない。

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発表は、専攻とは直接関係のない美術と絵画についてであるが、こういう「脇道」が非常に楽しい事が良くある。やもすれば脇道に逸れる逸れたくなる、しかし「脇道」を「道」に定めてしまったらしまったで、私は元あったやる気をどこかへやってしまうのだから仕様の無い奴である。

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モーツァルトを聴きたくなったので、図書館にある分で聴きたいものを狩ってきた。:モーツァルト/ハイドン:弦楽四 モーツァルト : ディヴェルティメント 第17番ニ長調&第10番ヘ長調後宮からの逃走木管合奏版)」(アマデウス管弦合奏団・バスティアン=ブルムへルト指揮 1988)
いつか自分でも演奏出来るといいのだが…(楽器の限界に挑戦しなくては)

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テレヴィで、天才の技をいくつか観た。凡才が天才に追いつく事は可能か、という話題は色々な能力、立場の人が取り上げてきている事もあり、私自身何とも云う事が出来ない。けれども、ひとりで出来る、到達出来る範囲は決まっていたとしても、ひとりで出来る事は多くある。なるようになる、なるようにしかならない。そういう様に、捉え方によってはどの様にも解釈出来る。たとえ凡才でも、出来るところ(主観的に見た限界ではなくて、客観的に見た限界まで)までやれば良い。
という、自分の言葉を最期まで忘れずに保持しておく事が、忘れやすい自分にとっての一番の課題かもしれない、と恥ずかしながら思う。
クラシック界のニューイヤーコンサートと、トリノオリンピック(どちらかというと、冬季オリンピックの方が好き)が楽しみだ、と云うと、鬼が笑いそうだ。もうそんな時期か。

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好きな会社、自分に合った会社、自分を受け入れてくれる会社、自分の可能性を発揮出来る会社に入社すべき、と人事は云うが、果たして本当にそんな会社があるのだろうか。そもそも自分には、そんな選択をする余地(持ち駒)が無い気がする。先は長い。夢を見ていられない。