狭い世界.

PCと本に触っていた記憶しかない。寒波がやってきて、出かけないで自宅でやる事をやるつもりでいたが、つい呑気にしていた。

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雪が降った。ふと風呂場の窓から裏庭を見ると、紅い山茶花の花が雪を少々被って咲いているのが目に入った。心底美しいと思った。電話で写真を撮って残しておきたかったが、うまく撮れず泣く泣く断念する。昔はカメラなんてなかったから、人はいくら美しい風景に出遭っても、胸に焼き付けて終いにするしかなかったのだろう、それなら自分もたまにはそうしようじゃないか、と思い自分をなだめた。これが無常という事なのかしらん。