地味コンプレックス.

大学で摂る昼食には、必ずカップスープをつける。なぜそこまで液体に惹かれる、分からない。お腹にものを溜めたくない、という、快と不快の問題なのかもしれない。噛みごたえのある固体も勿論好きだ。

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レッスンの課題をさらう。「何とかなる」レヴェルでは、師匠の前では「何ともならない」。バロックの二重奏を師匠と合わせた。
師匠に「(音が)地味だ」と云われる。その言葉で、二年前に教育実習先の主任に「貴女は暗い」と云われた事を思い出し、いい加減「地味コンプレックス」になりそうだ、と哀しくなった。
そもそもバロックが私の性に合っていない、というだけじゃないか、と思いなおして見たがしかし、そうだとすると私が弾くロマン派を聞いた人は死にたくなっちまうのではないか。演奏自体性格的に向いてないんじゃないかと思えてきた。明るい一面をうまく面に出せばいいだけの事なのだが、もしかして面倒臭がっているのでは…。