音との遊戯.

(喪失)
追記:レッスンに行った事を思い出した。
大人の都合で機会を摘み取られてしまっている、かわいそうな女子高のクラブについての話を、師匠から伺う。お話の内容はさて置き、もっと賢明で気の利いた相槌が打てないものか、という事ばかり気にしていた。
頑張って改善に努めたつもりでも、間違いだと云われる事が多い。無理して弾こうとしては駄目らしい。自然で無理のない方法が、一番良い音を出すものなのだ、と師匠を見ていて思う。多忙で練習出来ない(もっとも、それは云い訳に過ぎない事は、重々承知しているが)弟子に対して師匠は常に寛容で、毎回申し訳ない。
帯に短し襷に長しである自分の音感に苛立つ。レヴェルが分からないので、必要量の音感を養うにはどう訓練すれば良いのかという事が計れない。