未知への不安.

午前には、友人(部の同期)と映画「エミリー・ローズ」を観に行く。非常に良く出来た映画だと感じた。CM等からホラー映画かと思わされるが、実際は法廷映画に近い。悪魔祓いと霊界、悪魔の存在、それらに関する神父の証言が、法廷や世間で認められるか、という事がテーマになっている。しかし確かに、身の毛がよだつシーン、というよりエピソードもある。ふと思い出すと途方も無く怖くなる系統だろう(悪魔が活動し出すと云われている午前三時*1に、運悪く思い出すと最悪である)。 ※詳細はオフィシャルサイトを御覧いただきたい。宗教や悪魔がらみの映画は今流行りなのだろうか。
未知の世界だから、怖い。「何でも知っている、解明出来る、と思っちゃいけない」と肝に銘じた。

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午後は、演奏会に向けた練習へ、友人共々向かう。盛りだくさんの内容で、脳が忙しく、疲れた。帰宅後、家族との会話もままならない。

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ベートーヴェン (岩波新書 赤版 16)』を読み進める。明解で切り口の良い文章と筋立てで、頁がよく進む。難点は差別用語が多い点だ。現在絶版の様なので、改訂されたのかどうかは確かめ様がない。読み物としては『ベートーヴェンの生涯 (岩波文庫)』の方が感動する。

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帰宅の電車内で、スーツ姿の学生が、就職活動の話をしている。平気で休みを取っている身には痛い話だ。偉いとは思うが、休みの日は休みたいので、落ち込まない事にした。明日からまた彼らと同じ様に、毎日活動せねばならないのだから。

*1:イエス・キリストが亡くなった時間であり、午後三時の対極にある為