蘇鉄屋敷の内と外.

説明会前日にメールで、「明日は履歴書をご持参下さい」と云われ、明け方に慌てて書く。大抵の場合必要だから、予約画面で特に指定が無かった事を確かめてから油断していた。現地に行くと、「要るなんて知らなかった」という人が半分くらい居、驚く。どうやら通知のメールを送った人と送ってない人がいるらしい。どういう事か全く不明である。
ベンチャー企業独得の危うさときな臭さはあるものの、以前から抱いていた「良さ」とビジネスの意義は説明を聞いた後も翳る事はなかった。私が良いと思うところは、皆良いと思っているに違いないので、選考ではやはりまた苦労しそうだが。

              • -

ひとの実験室にお邪魔した。実験器具好きな私は、少しならずはしゃぎ、ひとに少々呆れられた。まるくてちいさくてこまかくて硝子製のものに弱い。工業デザインにも弱い。

      • -

ひとの休憩時間に散歩に引っ張り出し、並んで歩いていると、以前好きだった人が自転車に乗って向かいから走ってきた。会釈。もう、どうという事はないが、何だかもぞもぞする。
大学周辺は高級住宅街であり、「もの凄い」デザインの大邸宅が並んでいる。表札やその珍しい家々を見、家主の勝手な想像を口走りながら歩いた。

            • -

徹夜の反動で、またもや夕食後爆睡、そのまま朝を迎えた。