友達になる事ってこんなに難しかったっけ.

ここ数年、悪いものが自分に憑いている様な気がしてならない。正月に縁結びを買ったところだが、まず縁切りを済ませてから縁を結びにかかった方が良さそうだ。今週中にお参りに行ってみよう。
何より、酷い泣き上戸から脱したいのだ。

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自分の気持ちや態度で動かす事の出来ない物事の存在が、世の中で一番虚しい。変えられないものは何もない、なんて科白を考えた奴よ、出て来い。自分は小さ過ぎるくせに、他人は物凄く大きく見える。

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ここに、非常に恥ずかしい最悪の馬鹿、がひとりいる。
以前好きだった人で、絶交はしない約束だったのに疎遠になってしまった人宛てに、数時間かけてメールを作成した。しかも、書くだけにしておくつもりだったのに、いつの間にか宛先を貼り付けて送信してしまった。今更混ぜ返してどうするのだろう、という話の返事はやはり、今状況と状態がややこしいので考える事が出来ない、との事、いつも通りの返事でいつも通り逃げられてしまった。どうでも良くてただ気まずい人、の一人、という私の存在は、もはや覆されない様だ。
もう二度と友達になる事が出来ない人もいるものだと、知らなくてはいけない。

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最後の最後まで、本音を聞く事が出来なかった。或いは、本音であると理解する事を私が拒んだのか。外国でも何処でも、行っておしまい。
嬉しい時は有難う、申し訳ない時はごめんなさい、出会った時は今日は、別れる時はさようなら、と云って欲しい。云われなくても分かるけれども、云われなくては受け取りたくない、まるで子どもの所業だと云われようが。
さようなら、と云いたい。

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今切るべし、と思い立って、連絡先やらメールを削除してみたものの、その彼らしいメールアドレスは短くて、忘れる事が出来ない。脳の記憶とメルヒェンチックな理想を削り取って、生ゴミと一緒に持って行って貰いたい。
泣き上戸とは長い付き合いになりそうである。