どうしようもこうしようもサ.

日曜日である事を久々に実感し、早めに起床して、何をしようかしらん、と考えていると、気がつけば一日終わっていた。否、図書館に行き、次の演奏会に演奏する曲のCDを借り、雑誌をコンビニに探しに行き、少しだけ読書をした。
就職活動の合間に少しでも実になる事を計画せねば、と思いながらも、毎日の長距離移動の為なかなか思いつかないで、余暇時間は睡眠に消えてしまう。こうもしていられないので、手帖に書き出して、明日から行動に移してやる。TOEICのスコアは欲しいが、英語が見たくない、という症状を打破する必要がある。暫く漢字やPCに逃げるという手もあるが、好きなものばかりやっていても進歩がない。
ブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」という曲名に惹かれて聴いている。霧の中から聴こえる様なホルンで、先月読んだ『夜に猫が身をひそめるところ Think―ミルリトン探偵局シリーズ〈1〉 (ちくま文庫)』を思い出した。漏斗の形をしたマウスピースと、ホルン吹きのアルカイックスマイルも同時に。
肝心の、演奏会用に借りた音源の方のホルンは、ぷわほー、という些か間抜けな音やら、拍子に突っ込んだ音が聞こえたり、他の楽器も同じ様にミスした音が入っていて、首を傾げた。どうしたのだろう。
N響アワーを眺めていると毎度、ホルン吹きの小父さんの微笑み(正にアルカイックスマイル)が目に留まる。微かに紅潮した頬も手伝って、何だか可愛らしく見える。ああして吹くのが都合が良いなんて、何とご機嫌な楽器なのだ。