2007-05-22 或る日々の書置き. 或る日 「大阪の雨は風情がない。草臥れたビルの塵が余計に際立ち、街も道路もそらも、皆灰色に塗りつぶされる。 雨の日にだけ行く喫茶店があれば良い。」 又或る日 「珈琲を電動ミルで挽く時、一瞬電灯が薄らいだ。裸電球である。」 又或る日 「今日のひとり酒メニューは、香味づけ鶏唐揚げ、芋焼酎の中国茶割り」 又或る日 「笑ってみる。(失敗は笑わないで良い)」 或る日 「半年ぶりに訪れたカフェの、花活け用牛乳瓶は、底が緑色になっていた。半年だ。」 又或る日 「親孝行」