おやつを貰いに.

uopus2007-06-18

先週行った珈琲屋に、ワインの会の予約を入れに行く。新しく入った香ばしい珈琲をお供に会話を重ねていると、最初は小さな饅頭、次に大きなシュークリーム半分が出てきた。すっかり、おじいさんのところにおやつを貰いに来た小学生、の様になっている。ちゃんと、話せているだろうか。
シュークリームを食べ終わり、もう一杯、今度はスタンダードな瑞々しい珈琲をいただいているところで、常連客がひとり舞い込んで来た。がっつりとカツ丼を食べた後に、閉店間際の馴染みで珈琲を飲む。大人の業である。話相手の地位を譲って、さっと退散する。
店を出たものの、未だ帰宅する気になれず、コーヒーチェーンでカモミールティーを飲みながら雑誌を捲る。若者は大人に鬱陶しがられながらも、背伸びする事で成長するのだから、恐れる事はない、と胸の中で賢者が忠言をくれた。
空調のしっかり利いた室内にいるだけの仕事に就いた者にとって、実務経験を積む場は会社外にしかない。楽しんで学べる事に越した事はない。