あまりに騒がし過ぎるので.

楽団の活動参加について、実質的に無理になるまで止めません、とコンサートマスターに宣言したからか、自分の音楽に絶望しても、参加を諦めるという決断には至りそうにない。気持ちはあるのに状況が有無を云わさない時が、いつか来る予感がするからかもしれない。
今しかない、今ある事が幸せだという事に気づきたい、と青い鳥が鳴く。籠の掛け金はいつでも外れていて、鳥は行ったり来たりを繰り返している。
自分はと云えば、森に帰りたい、と呟く事が多くなった。気持ちに塗れた音楽は、強すぎる。ハンモックの上で、葉の音を聞いていたい。騒がしさが反響する球体の様なこの身体を離れたい。
これは、逃げだろうか。