堅気の生活.

資格取得の勉強に専念するか、勉強と楽団での活動を両立させるか、について、ここ数日頭を悩ましていた。練習に参加出来なくはないし、それなら演奏会にも何とか頑張って参加しよう、とは思う一方で、資格取得は必ず果たさねばならず、不合格となる要因は出来るだけ作りたくない、とも思う。
いつも、優先順位をつける事が出来ずに、結局失敗するのだ。どちらも第一位の順位をつけて、完璧に遂行出来る程、強い意志がある訳でも能力や体力がある訳でもない。そのくせ、優先順位をつける事を、どちらか手を抜くなんて許せない、と断固拒否する。手抜きするならやらない方がましだ、でもどちらもやりたい逃せない、そんな堂々巡りの末、どちらも中途半端にしてしまう。途中まではどちらも完璧なのだが、最終地点どころか中間地点にも達しないうちにダウンする。
今回ばかりは、どちらも失敗は許されない厳しい状況にある。いよいよ選ばねば、という時が来て結局、優先順位をつける位ならどちらかは最初から着手しない、という結論に達して、楽団参加の方を諦めた。
人並みの真っ当な判断だが、未だ、不本意だ、と内心拗ねている自分は、相当に幼い。幼くても良いから欲張りたかった、と拗ねている。

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楽器の基礎力向上と、やる事はやると決めた資格の勉強に打ち込む夏になりそうである。