衣装と一升、梅くらげ.

卒業式(正式名:学位授与式。小中高の卒業式程感慨が無い。学問上の地位を授かるだけの儀式に過ぎない)の後の謝恩会で着る洋服を、求めに行く。まだ二十代前半、ということで、落ち着いた色より華やかな色を店員に勧められる、しかも露出度が高い。着られて一、二年というところだろう。
百貨店を二つ、その中の店を何軒も回ったうち、出会った男性の店員は一人だけだった。が、どの店員よりもきれいな日本語と分かりやすく的を得た説明、気の行き届いた接客態度に驚く。男性の店員にはつい身構えてしまう私だが、今回は圧倒された。年齢を聞くと、私より一つしか年が変わらない、という。自分の弱弱しさや子どもっぽさの自覚が再び浮上する。
女性の店員は当然、女性の立場や好みを知っている為、買い求める際アドヴァイスを受ける事には問題が無い。一方、男性店員にアドヴァイスを求めてどうなる、と考えがちだが、女性が考えつかない・見えない様なポイントでアドヴァイス出来るのが男性らしく、男性の脳による判断(や時には男性の好みによる判断)も面白いかもしれない、と感じる。

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その後、後輩と同輩含む女性三人と、お酒つき食事、後お酒の夜。新しい現代風の御飯屋ながら、乙な品目とお酒に舌鼓を打ち(ex.梅くらげ)、大満足しながら、後輩宅で更に呑む。ワイン2本、日本酒一本(トータル一人一升くらい呑んだ様な)を、後から来た後輩の彼氏(私の先輩)も交えて消費する。そんな量をこなしても、まだまだきれいな朝を迎えられるとは、やはりまだ若い証拠らしい。