御馳走様.

宿泊先の後輩宅からお暇した時すでに昼、同輩と一緒に昼食のパンを齧り、各々の予定へ。私は、OBさん経営の楽器店(二県先)に、楽器仲間と連れ立って行く。
その楽器仲間は、卒業旅行にイタリアに行ったらしく、興味深い土産話を戴く。イタリア、と聞くと『冷静と情熱のあいだ』を思い出す、と云ったら、友人も同様であるとの相槌が返ってきた。私達が弾いているマンドリン、という楽器は、イタリアが発祥地なのだが、今のイタリアでは、すっかり忘れ去られ影が薄い楽器らしく、街角でもギターくらいしか見られなかったそうだ。余程日本の変なマンドリン熱は凄いらしい。この時期イタリアでは雪が降っていて寒かったそう。地中海岸でも雪は降るのか。
OBさんに晩御飯とお酒を戴く。二日続けてのお酒…少しは遠慮して呑むが、美味しい食事の所為でお酒を進めてしまう(「強いですね」とマスター。そうでも無い)。この所為か、さすがに翌日、珈琲を呑んだらば胃が痛んだ。

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仕事は、夢orお金or暇のうち、どれか一つを選択してやっていくべし。残りの二つはいつか自然についてくる。 というのがOBさんの持論だ。所詮、何か一つしか完璧には追いかけられない、と私も思う。貪欲に何事も追いかける事は、成功の原因になるかもしれないが、それは或る一つの事を末倒する上で、の事なのではないか。

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音楽をやっていく、という事は今までもこれからも変わらないのだが、学生として大学の団体でやる事と、クラブ引退後自分でスタイルを選んでやっていくという事では、全く事情が異なる。今後は、自分の思いと決意で、音楽をするスタイルを掴み作っていかねばならない。その点を、この春は少し考えてみようと思う。
しかし一貫して、音楽が出来る、という事情が変わらず私にはある事が、とても喜ばしい。

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悩みはじめるとなかなか決まらない、という性質をしっかり自覚しはじめたので、買い物やものの選択が、少しはスムーズになった。若干成長した様な気になっている。