幻想レトロ.

鏡で見た途端、自分で自分にかけていた「魔法」が解ける。自分の容貌を美化した幻想を抱けるやつが。全然駄目(不細工)ぢゃないですか、と一笑する。…実際のところは笑えないのだけれども。
そんなこんなで、毎日頑張っている。

                                              • -

昨晩泣き寝入りした原因に、今日会い声を聞いたら、とろけた。

                                              • -

ものを美味しそうに(出来ればきれいに。汚くても美味しそうなら良い)食べ、皿の上に口等を拭いた紙ナプキンを乗せない男性、和装の着こなしの他身のこなしも同様に美しい女性、長雨、大雨関わらずその音と風景を、硝子や軒先を隔てて見聞きする事、が好きだ。
変な並びだが、久々に大きな音を立てて雨が降っている事と、雨の古都を歩き和装の人々に出会い、カフェで食事をした際にそれぞれ思った為、書き記してみる。

                                              • -

近頃はレトロブームなのか、古都でも古い造りのビルヂング(=ビル)が改装され、其処に現代風のカフェや、古着物店と着物をアレンジした和装小物店を入れた、総合ビルが増えている。私もレトロ好きではあるが、日日の中に自分のアンテナ(琴線とも)に触れるものを捜索・発見・採用する事が好きなのであって(「あら、素敵」という新鮮な発見)、流行している所為で、それが何処にでも溢れてしまうと、すっかり味が薄れてしまう。そして容易に想像がつくことは、レトロブームがありふれ過ぎてそろそろ飽きられてくると、今度は「今」(現代風)が気に入りに上がってくる、という事だ。何が何だか、そのうち分からなくなる。流行を観察する事も楽しく、それは世の中を生きる上で無駄にはならない事だと、私は思うのだが、一方で自分の好みも、自分の感覚(五感)をきちんと(怠けずに)働かす事によって、しっかり掴んで忘れずにいたい。

                                              • -

「これは何かの縁」、と思って繋ぎ留めておくのは切りが無い。けれど、切る選択基準を未だ知らないでいる。切りたくない、と感じたら切らずに居ようか。

                                              • -

雨がきれいだよ、ハニー。(幻想) <鈴木里子さん 参照Strawberry shortcakes (フィールコミックスGOLD)

                                              • -

本日の個人的座布団一枚…
[電話が鳴る]
u:「はい、●●です」
祖母「あ、u:ちゃん? [ご無沙汰と、母の所在を尋ねる]」
u:[母不在の旨を伝える]
祖母「そう、じゃあ、お母さんに云っておいてくれる?
さっき、最中買って来て云ったけど [祖母は一人暮らし。買い物は母の担当]要らないからって。」
u:「わかった」
祖母「u:ちゃん、久しぶりだねえ。元気?」
u:「うん、元気だよ。おばあちゃ・・・[御祖母ちゃんも元気?と訊こうとした]」
祖母「そう、そりゃあ良かった。じゃね」
チン、ガチャン [終了]
……
最中?もなかっスか?それだけ?要らなくなったんだ、最中…へえ。そりゃあ残念だ。 電話切るの早… 元気なのか、祖母。
どうでも良いけれど、面白い用件と切りっぷりだ。