橋の端を箸を持って渡る.

怒った時(もしくは口論か)に出る言葉が、自分の地の言葉だそうだが、一度も関西弁圏から出て暮らした事が無いのにも関わらず、怒るとなぜか標準語が出てくる。両親、親族共に関西弁圏外の人で、実は思っている程普段関西弁を話していないのか。大学に通ったこの4年で、私は関西弁が達者になったとは思うが。 良く考えてみると、標準語の方が発する時にパワーを要する。語尾までしっかり云い切る必要がある。それに比べ、関西弁は速さと曖昧さ(京都寄りになると大阪本拠地より「伸びる」部分が出てくるが)が特徴的と云え、標準語と殆ど逆だ(東京弁、となると、また違うのだろうが。江戸っ子的な何かで)。そんなこんなを考えていると、私は怒っても口調を速くしてまくしたてる事は出来ないので、標準語で重々しい怒り方が適しているのかもしれない。
性質云々は置いておいて、関西弁圏に棲んで居ながら、関西弁を完全には身につけていない、と思うと少々哀しい。が、標準語が喋れるのか、と云われると、口調はまだしも、単語のアクセントは完全に関西風な為、肯定は出来ない。ハシ(端、箸、橋)、アメ(雨、飴)、クモ(雲、蜘蛛)の云い分け、[犬、木、傘・・・]等のアクセント位置と語調は、関西弁と標準語とは異なるので、その点を云い分けようと思うと、訓練が必要となる程、結構厳しい。

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電車に乗る際、卒論指導等でお世話になった(今年ご退官の)教授の姿が見え、居合わせると合わす顔に困るので、車両と下車駅を変えたのだが、見事に下車直前で教授自らお出ましになり(エスカレーター位置に近づく為の車両移動をされたのか。いつもなら、一つ前で降りるはずのお人なのだが・・・)心中で滝の様な汗を流しながら、お話する。主に話題は、先日の謝恩会と今後の進路について、というやはり頭が上がらない話題・・・ 謝恩会は結局オールだったと伝えると、貴女がそんなに呑める人だったなんて・・・と云われる。返答は「ええ、よく云われます」。「そろそろ控えないと・・・肝臓を悪くしますので」とも。(自粛宣言)

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あなたは少しおかしいが、私も大分おかしい。
そろそろ春だ。季節の花がちらほら見られる。

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足台(フットスツール。マンドリンやギターは弾く時片膝を少々上げる必要がある。足を組めば良いのだが、安定感を得、疲労を減らす為に、専用の台を使う人が多い)と譜面台を購入す。今週末から始まる練習に備えて、技術の方も一通りさらっておかねばならないが、とりあえず今日は道具を揃える。持ち運びが楽な様に軽量化されているものは、高価であるか安価でも何となく脆そうで頼りない。「これって、壊れませんかね?」等と云う愚問を思わずしてしまって、店員さんを困らせる(「壊れます」「否、大丈夫です」等いかなる回答であってもし辛いに決まっている。愚問中の愚問)。(●多さん、ごめんなさい。*1
今日は雨が降っていて、私の「足台譜面台購入記念日」(壊)

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音楽は環境である。 
自分ではこういう気分、場面で聴く、と何となく定めている音楽が、不意に店や身を置いた先でかかると、大層ちぐはぐな感じがし、気分(胃に来る方)が悪くなる。近頃、「苦い物質」は胃に来る事が多い。なぜなのだろうか、吐き出したくなる。

*1:店員さんの一人で、鈴木静一の曲がお好き、この方がおられる日は大抵静一の曲がかかっている。本日は「朱雀門」。ギター:ざざざざん、ざんざん・・・ ナレーション:「渚あ、渚ああ・・・!」の部分が好き。<何時の間にキーワードに鈴木静一が登場したのだろうか。ひょっとして身内の仕業ではないか、と疑ったが、ファンとはてな利用者の多さからして当然かもしれない。おもしろい。