感触の有る仕合せについて.

音楽だ
私のまわりのすべてが歌い始めた

いつもポケットにショパン 3 (集英社文庫(コミック版))
感情を派手に露出させた音楽はあまり好きでは無いけれども、音楽と人の感情とはそう遠くに置かれるものでも、置いておける(遠ざけておける)ものでも無いのだな、と感じる。きらきら光る少女漫画だけれども、その漫画は音楽について、人間とその中身について、他の様々な対象に対しても、新たな深い見解を私にもたらす。・・・けっ、と思って読み進めるも、最終的には結構感動した私は単純だけれど、何かに日日感動する事が出来て、私はとても幸いだ。
空気と受容器がある限り、音は存在し続ける。メロディは何処にでも、ポッケの中にも。

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丸本大悟さん作曲の「杜の鼓動」(氏所属の楽団によるCD収録)にも感動す。耳が聞こえる、音が聞こえる、感覚が有る、目が見える、触れられる事が、とても仕合せなのだ。
たとえ悩みが深くとも、それらが自分には有る事を忘れずに居られたら、「有る」とまた思い出せる事が出来たら、私は何とか生きていけるのにな、と思うのだ。忘れてしまえば枯れてしまい、行き着く先は音の無い闇のみ。

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その距離が、好き。