きはめて鬱.

放っておきたいのに放っておけない。放っておくべきなのに放っておけない。放っておかない。ルーズ過ぎる自分、なぜか疲労している自分、弱過ぎる自分が厭になる。狂いそうだ、否狂っている。
放っておいて欲しい。放っておいてくれるなら、完璧に放っておいて欲しい。

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古都、三大名書店の一つに、久々に足を運ぶ。そういえば昨日も3軒のうちの一軒に行ったのだった…大學の近隣である為普段あまり意識しないが、とても恵まれた周辺環境で勉学させて貰っている。 という訳で、今日は三軒のうちでも老舗の書店にて、暫しの物色をする。そこはすべて新刊を扱う店なのだが、本の背が黄ばもうが埃が被ろうが染みがつこうが、返品せず売れ残りはそのまま置かれ続ける。また、出版社が解散した結果としての特価本と、健在な出版社が<謝恩セール>などの目的で自由価格化した書籍もあり、五、六割引きで売りに出されているものもある。これがかなりおいしく、今日私も古本を買う気持ちで一冊保護す。その他の特徴は、名店と呼ばれるだけあり、品揃えと並びに独特のセンスが見られる。他では手に入りにくい小冊子や品切れた書籍も発見出来る。
客層を観察していると、会計が一万円を越えたあるお客の風貌に目がくぎ付けになる。麦藁帽子、ざんぎり頭、長細い身体に薄青のスムースな上着、下は黒いタイツに膝下まである真白なブーツの男性… 研究者か酔狂者か…古都には毎日飽きない。ちなみにその書店の程近くに、或る有名な八百屋がある。「紡錘形の爆弾」が今も売られている。

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春はレースとシャツに限る。