初夏期休暇.

月曜日は講義を履修していない為、恐ろしい事に一週間も連休を貰っている。否、恐ろしいのは此れといって予定を立てていない事だ。何かしら有意義に過ごそうとは思うが。と云いながらも、知人に呼ばれて一度上洛、登校したが、用事が一瞬で済んだ後何処かを放浪する気力も何となく暇もお金も(古本市に行きたかったのだが・・・特に書物に飢えている訳でもないので、止める。第一、あのただっ広くひとでごった返す会場を、何時間も彷徨う等、萎えている時に考えるだけで更に萎える)無い為、大人しく帰宅す。天候が良いので、窓を開けて、簡単な掃除と読書、仮眠をする事にする。

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帰途に就いたのが昼だったので、最寄り駅近くのパン屋で昼食と、輸入食品店でフレーバーティーのパック二種類を購入して帰る。 帰宅後早速、お茶を入れて食事をする。かつサンドとチョココルネを購入したのだが、このチョココルネ、一般的なサイズと中身のクリームの量の約1.5倍はあるかと思われる。人前では美しく食べる自信が無い為、ひとりで食べる時とお腹に余裕がある時しか購入しない。今日はその大きな(モスラも吃驚サイズ・・・)コルネをナイフとフォークで切り分け突きながら、お茶を飲み、なぜかチャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」(略称:チャイ6)を聴きながら消化する。
お茶は、甘い香を求めて、マンゴーとライムフラワーを選んだ。後者の存在は初めて知ったので、もしハズレだった場合を考えて、飲み易そうな前者もついでに購入したのだが、・・・ライムフラワーは何だかよく分からない味と香で、首を傾げながら呑んだ。>(薄っすらとchestnutの花の匂いがする・・・面食らうのは私だけだろうか)。

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嗚呼、なかなか良い気候だ。世間に溢れかえっている連休モードさえ無ければ良かったに。窓を開けて風を入れながら、仮眠する事の気持ち良さと云ったら。

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知人とチャットをしながら(明日の外出予定を立てるべく)、パガニーニ「ヴァイオリン協奏曲第1、4番」(solo: Henryk Szeryng)を聴く。聴いていて、なかなか楽しい。イタリアという国柄があるのか、同時代の音楽とはまた違う味わいと楽しみがある。何だか地中海の、からっとした明るさが有るのは気の所為だろうか。滑稽で面白い(ヴァイオリニストの為のヴァイオリンの曲、という雰囲気。さすがヴァイオリニスト、鬼の様に難しそうだけれど。24のカプリース等、楽譜を見ただけで打ち捨てたくなる)。パガニーニの易しい曲で「カンタービレ」の楽譜を私も所持しているが、此れはマンドリンでもよく演奏され、聴き心地も弾き心地も良い曲である。(英語の解説書きによると、彼はヴァイオリンの他に、父からマンドリンの基礎も授かっているとか)

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久々に会うひとと久々に出掛ける、という良い機会にも関わらず、こんな時に限って懐が寂しい事が非常に悔しい。