そんなに楽じゃない.

度々足を運ぶ特定のカフェが二軒あるのだが、そのうち一軒では、コーヒーを注文するともうミルクが出てこず(決まってブラックか、ミルクが欲しい時は予めたっぷり入ったものを注文する為、いつもミルク未使用をご存知の給仕)、もう一軒では、会計時「有難うございます」の前に「いつも」が付くようになった。
覚えてもらえるのは嬉しいが、常連だからといって特別扱いして欲しいとは思わない。上に挙げたカフェは、その加減のぎりぎりのところで心地良さを保っている。しかし、深い付き合いも大切だ、と思う時は、お喋り好きなマスターがやっている喫茶店に行くと良い。(そんな時もある訳だが、私自身がパワーダウン傾向にあって喋る気力がないので、近頃は喫茶店に行き辛くなっている)

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修士一年目、研究者として振舞い活動する事を求められるが、研究者として取り合ってもらえるという事はない。まだまだ雛である…その扱いへの小さな不満をばねに出来れば、と思うのだが、やる気よりも不安と不満の方が、自分を占めている割合が大きい。

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随分、文学作品について深く考察する事に慣れてきたので、趣味としての自分の読書が進む。小説内の出来事だけではなく、精神性や詳細まで見る余裕が出てきた。これはとても嬉しい傾向だが、一方で、いちいち深読みをしてしまうので、案外疲れる。更にその深読みの結果、結論らしきものがまとまらないと、何となく読了後の後味が悪い。
ものを考える事が出来る事は、決して楽ではない。