弦(つる).

Netscapeの「待機中」を表す、右上のN印の真ん丸のきらきらが、可愛くて気に入っている。普段はIEを使用しているが、たまにネスケでも見る(オンライン作業に飽きた時かサイトの動作確認時等)。

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或るオークションで楽器を見ていたら、「今はなきスズキマンドリン」というキャッチコピーが付いた商品があった。なきものにするとは正にこの事か、とつっこんでみる。まだスズキはあるはずだ、店頭にもサイトにも。勝手になきものにされると哀しい。

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今日聴いたもの…

ゴジラ」音楽でも有名な伊福部昭の影響をかなり受けつつ、切り口がすっきりしている(ご本人曰く、父・龍之介とそれと共通する特性--といっても龍之介が自殺した当時也寸志は二歳で、父の印象というのは遺品か周囲の人々から伝えられたそうだが--は「江戸っ子のいき」であり、長く粘っこいフレーズが苦手だとか)。…不意に行き当たり、揺さぶられて泣きそうになる。 収録されている「赤穂浪士のテーマ」(以前の大河ドラマのテーマか)では、ギターとチェンバロが入っていて、意外だけれどとてもよい味になっていると感じる。
ちなみに、私の通う大学の学歌は彼の作曲で、品格のある良い曲である。

  • アランフェス協奏曲

私にとっては、ロドリーゴは何となく、他の20世紀におけるスペインギターの作曲家よりも捉え難く感じてしまうのだが(深いところまでは私にはとても見る事が出来ない)、「アランフェス協奏曲」は毎回その良さを噛み締めながら聴く事が出来る(第二楽章等、これでもかというくらい感情豊かに感じる--それは、長子を流産した夫人への悼みが表現されているらしい。カデンツァにも感動)。日本のオケがアランフェスを演奏すると、熱くてスペイン製とは違う粘りと情熱(熱情か)が感じられて面白いが、やはりスペインのオケの方が聴いていてしっくりくる。ギタリストにとっては、この曲を雑音なく無駄なくしかしはっきり弾いた上で、味付けする等、至難の業であるに違いない。若いギタリストだと、やはりどこか無駄が出てしまう様だ。

人と連絡を取る気になれない。また人間的生活の危機か。こういう時はどうしたらよいのか、未だに分からない。