泣き上戸.

呑む。
呑む予定である事が嬉しすぎて、講義終了三十分前くらいから上の空だった。
そして久々の雨が嬉しくて上機嫌になり、久々に会うひとと目を合わせて、また上機嫌になった。
しかし近頃の肉体的精神的疲労の所為か、アルコホルの回りが早く、連れにも気づかれる程酔う。お酒に弱くなった(去年くらいまで連れよりも若干強かった)私と、すっかり脆くなった(去年くらいまでは人前では頑丈にやってきた)私に、あまり心配をかけないでくれ、と云った連れに対してか、何だかよく分からないものに対して、泣きたくなる。
翌朝起床して鏡を覗くと目が腫れていて、「こんな顔で大学に行けるか」と思ったが、行かない訳にはいかない為、或る時期特有のだるさを含んだ身体と、未だ靄がかかる精神を引きずってまた新たな一日へと向かう。