日時計.

大学でpcいじりをするにも、キーの配列が違う事に気づき、尚且つ慣れるまでに、少々時間がかかる。deleteキーの位置に、大抵戸惑う(漢字変換の順序についても云えるが)。その点に加えて、ネットのページ表示速度にも慣れなくてはいけない。自宅のpcは大学のものよりも速い為、落ち着かないとその遅さに直ぐいらつきだす。

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外出は朝涼しいうちに、という心掛けにより、いつもより早く自宅を出上洛、まずは楽器を弾く。朝のうちだと、施設が空いていて集中出来る為、そういう順序にしたのだが、時間が午後に向かい始めると人が増え始め、のらりくらりとしている大学院生は爪弾きの憂き目に遭う…というより、自分から学部生に施設を譲る。
久々に自転車に乗り、昼御飯を求めるついでに、少々遠出をした。川縁の風で少しは涼めるかと思っていたが。上りの地形と向かい風にやられて、涼むところか余計に疲労した。まあ、たまには良い運動ではある。
しかし結局、疲労が呼び起こした睡魔により、研究室でしばし突っ伏す羽目になり、その後尚も睡魔は去らぬ様であった為、帰宅する。何をしに登校したのだか。…そういえば、明朝四時まで作業をしていて、寝入った後午前八時に叩き起こされたのだから、単純に睡眠不足だったのだ。
睡眠不足に加えて疲労がある場合、仮眠をしようにもなかなか脳が落ち着いて正常にブラックアウトしてくれない。妙に現実的な夢や断片を見せ、場合によっては眠る事で余計に疲労する。
闇を落とした自室で、目を閉じたり開けたり、寝ようか起き出して勉強しようか決めかねながら、メールを知人達と交わしているうちに、またしても遅い時間に食い込んでしまった。

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書店、喫茶店、川縁、風、住宅街、校舎、木々。それらが今日の私の視界を占めていた。いつもの自転車に乗りながら切る風景である。…今日に限っては、紫外線まで見えそうな(見えないけれど)照射度であったが。
空になった財布を懐に、気に入りの書店に入る事は気が引けるが、たまには新参者の様な顔をして入る事も、悪くないと感じた。空である事は、何より、清清しい。

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「今〜時で、こんな陽の具合だから、…をせねば」という生活は、何だか満たされた生活だ。