活魚.

集中力が途切れて体力が底を尽きると、もともとあまり聞き取れていない英語が、単なる単語の羅列にしか聞こえなくなる。もはや、コミュニケーションツールとしての言語では無くなる訳である。この夏は少しでも、英語力を向上させたい。

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今日で試験期間が終了した様で、練習するにも勉強するにも、どの施設も満員状態だった。研究室は、なんと午後五時半で空調が停止する為、暑さに耐えるくらいならば帰宅した方がマシだ、と判断したが、帰宅したらしたで、一日の疲労で大した事が出来ない。やる事は、勢いづいている時に、多少無理をしてもやっておく事が、私にとって得策であるらしい。一度立ち止まったらもう二度と動けないなんて、活魚の様だ。

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暗がりで熱湯を扱っていたらば、指を火傷した。久々に火傷的痛みを味わっている。ちくちくと痛む。切り傷や打ち身の方が、まだ耐えられる気がする。

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云うべきでない事を、云う事にする。このまま「悩みなんてなにもなくて、元気」という顔をして隣を歩いていく事に、もう耐えられない。何も云わないで、ただ聞いてもらえれば良い。
けれども、いざ口に出すとなると、いつもうまく云えないのだ。かえって誤解と混乱を招く様な言葉を付け足してしまったり、論理の道筋を複雑にしてしまう。よって対策として、電話のメモ帖に打ち込んでおく。整理してまとめているうちに、文字と一緒に涙も幾筋か画面をつたっていった。
私の中では、「どうしたいか」よりも「どうすべきか」という思考が、真っ先に出現し優先的になるらしい。どうもこれは長年の癖の様で、そろそろ操作方法を考慮すべきかと思っている。