釦と殻.

小旅行同行人のお蔭で二日間、三食まとも過ぎる食事(特に量に関して)を摂る事が出来た。よって、少々、体脂肪が増した予感がしている。
帰りの電車内は、二人して睡眠時間に当て、きっちり終着駅まで眠りこけた。直ぐに別れてしまう事が惜しくて、夕食まで共にする事にした。まる二日間、他人と居続けると、現実世界との折り合いのつけ方を忘れてしまう。翌日からはきっちり現実が待っている為、夜を越える事で、リセットをせねばならない。疲労が良い様に取れた為、良い様にリセット釦を押せそうな気がした。
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言葉という殻、躰という殻、が要らない間、は本当に有るのだ、と知った。しかもそれは溶解したり、一瞬にして消滅したり、砂の様にさらさらと何処かに掃き飛ばされていったりする。