浮世.
五山の送り火で検索をかけて此処にいらっしゃる方が多い様だ*1。そう、今日はお盆の最終日、送り火の日であり、私も早めに課題を上げて出かける予定である。人込みが予想される行事は、いかにうまく穴場を見つけるか、という点に快適さが掛って来る。（前にも同じ事を書いた気がするが）
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課題仕上げの勢いの為に、結局古本市には行けず仕舞いであった（2000字以上の規定をゆうに越え、6000字以上で完結）。まあ普段自転車に乗って、一軒一軒訪ね歩く方が楽しいのだ、という事で自分を慰める。秋まで待てば良い。
送り火は、相変わらずの人込みで、恐らく多くの人々は御先祖の事を忘れている。こんなに大勢でお祭り騒ぎをするくらいなら、自宅で静かに御先祖を見送っていた方がどんなに良いか。心静かになりたかったが、私も案の定、人込みに紛れに行った様なもので叶わず、申し訳ない思いを抱いたまま、浮世に浮いている。
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好きなひと達の気持ちさえ分からない、せつなさ。
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今生かされている事を御先祖に感謝する一方で、轢かれてしまえば良いと車道ぎりぎりに歩く自分がいた。
