キャラメルとシャンプーの匂い.

電話の付属機能である、カメラが壊れてしまったらしい。何度撮影画面にしても、待受け画面に戻る。そんなにハードに使用した覚えがないのに、衝撃である。日記の題字の背景画像は素材屋様から戴いているが、プロフィールくらいは自分で撮影した画像で、と企んだ矢先に故障してしまった。
さらにcssをいぢったらば、何だか微妙な雰囲気の具合になってしまった。もう少し勉強したところだが、今はこれで我慢するとする。

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数日前への追筆:
今年に限らないかもしれないが、アゲハ蝶をよく見かける。先日等は、歩いていると蝶がスカートに止まり、暫く二枚の羽を開いたり閉じたりする以外動かなかった。ゆっくりスカートを揺らすと、やっと飛んで行ってくれた。私は蝶が好きだから、夏生まれの大きな蝶が飛ぶ季節も好きだが、蛾と共に蝶嫌いの人にはさぞかし恐怖の季節だろう。蝶は、こちらが予想しない方向や速度で飛ぶので、しばしば邪魔に思う時はあるが。

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目覚ましで数度起こされ、完全に起き上がる前に重い夢を何本か見た。重過ぎて憂鬱過ぎてどうにもしようが無い事態であり過ぎて、それらの詳細を記憶に留める事が出来なかった。自分で避けたのかもしれない。
蝉の鳴き声が弱弱しく、投げやりな調子になってきたと感じるが、どうだろう。もう夏も終わりか、と思わざるを得ない。

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久々に雨が降る。私が出かけようとすると、決まって雨が降り出したり降りがきつくなる。こういう偶然にはもう慣れてしまったが、またか、と思い外に繰出した。
サンダルで素足そのままびしょ濡れになるか、スニーカーで浸水でじりじり濡れるか、と考えた場合、サンダルで出る事にしたが、歩いているうちにヒールの低いサンダルに砂が入り、足も濡れる事にも飽き、スニーカーにすれば良かったと後悔しだした。がきっと、スニーカーで出ていたらば、サンダルにすれば良かったと後悔していただろう。普段履いている人工革の気に入りは、雨の日は履きたくない。浸水すると「寿命」が短くなる。

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久しぶりにひとと喋りながら、キャラメルミルクティを戴く。恐ろしく甘かった。ふたりの鼻孔はキャラメルの香で間も無く塞がれた。
私が横を向いている間(話の一区切り、沈黙の時間)、ひとが私の顔を見つめているのが分かる。雨宿りの積もりが、雨がなかなか降り止まない為、結局雨が弱まったところで、ふたりよちよち傘を並べて歩き出す。川の音のみが涼しげで、相変わらず古都は蒸している。
会えるだけで良いけれども、雨が止むまでもしずっと居る事が出来るならば、雨なんて止まなくて良い。

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家族兼用シャンプー類の匂いは、なぜかなかなか離れない。低価格の所為だろうか。髪の補修の為に、私は自分で選んだシャンプーを使用しているのだが、切らしてしまったので家族兼用のものを使用してみると、一日中その匂いがしていた。悪くはない匂いなのだが、やたらと鼻に付いた。

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江国香織『すいかの匂い』を読む。こんな作品も書かれていたのかと、久々に新鮮な感触を得た。