おでんに熱燗の再来.

遅い午前から楽器練習をす。集中すると、時間はどんどん過ぎてゆく。久々に同輩先輩と会い、彼ら彼女らの音を久々に聞く。とても懐かしい。今は独りで弾くのみだが、大勢の中で大勢の音を聴きながら楽器を弾いていた年月を思い出した。
「巧くなったね」と云われたくて練習をしている事も事実だと、認める。「聴いてて気分の良い」と他人から云われる為の音楽、も音楽の一要素だと思っている。

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晩は、今年度初の「おでんに熱燗」をした。肌寒くなると、決まってこのフレーズが、呑み友達の間で有効化する。今年も変わらない食事処で、変わらない味に舌鼓を打つ。

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他の人々をかいくぐって密かに合わし交わる視線が、どんな密約よりスリリングで病みつきになる。

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聞こえているし見えているけど、自分の周囲、半径数十センチ以内しか「実感」がない虚しさ、を表現出来たら文筆家になれると思った。
追記:それは酔っ払いならではの感覚ではなかろうか。