振り出し降り出し.

通常講義再開、久々に90分を3コマこなすと疲労する。まず準備の段階で、体力と「脳」力が消耗してしまう。たまっていた作業を午前四時まで粘っていた所為で、さすがに足元がおぼつかず、帰宅と同時に仮眠に入る。

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眠気でろくろく目を開けずにふらふら歩いていた時、以前好きだった人に出くわした所為で一気に目がよく開くようになり、面白かった。会釈した後、無意識に視線をすぐに逸らしてしまった事を、「無礼だったか」と後々後悔する。
近況も今好きなひとの事も、その人には話していないし連絡すら取っていない。また、好きなひとには、以前の事を話す事もない。隠すつもりもないが、話す必要も感じない。大切なことは、やすやすと他人に話さない。
いくら好きでも、すべてを知る必要などないはずだ。実際に他人のすべてを知る事が出来る可能性は全くないから論外だが、一番恐ろしく、誤解と異常な束縛の種になるのは「すべて或る他人について知っているつもりになる」事だ。

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与える方向と量を間違えた。そもそも、与える、という概念が間違っていたのかもしれない。要らない、重い、と云われて当然…当然とは云いたくないが、真っ当なご意見かもしれない。

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自分独自の価値観と世界の見方を見直した所為か、研究室仲間と接する事が、少し楽になった。

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好きだった人に出遭った事が引き金になったのか、考えても仕方の無い事や卑屈な考え、過去の事が脳が溢れそうな程思考に上り、その思考を停止させる為に、布団を頭から被って眠ってしまった。