ネモ船長とユートピア.

練習をせねばならない。一日中弾く時間が欲しい。
とある楽器業界演奏会ラッシュの季節が今年も到来す。私自身が関わってきた時間、首席奏者という晴れ舞台やその時と同じ感動はもう戻らない、という実感を、何度も得る季節は、晩秋と初冬だ。

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「感動した、有難う」{あなたの曲に、音楽に、作品に、言葉に、文章に、気持ちに他}と伝えたい人はいっぱいいるけれども、すべて叶う訳でも、ひとりよがりに叶えようとして良い訳でもない事が、もどかしい。

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最近「萌え」という単語を使わなくなった。特に興味が湧かない感情に成り下がった所為だと分析している。

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とには、「計算」は通用しない。「真っ白」なのは良いが、世間の暗黙の了解についての知識だけは、知ってほしい。…喰われかねないから。

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疲労かあるものの所為で情緒不安定の時は、何も要らなくなる。世界は自分の半径30センチ以内にしか、ないのではないか、と思ってしまう。 ないものねだりをして他人に当たりたい衝動はあるが、ないものはねだっても仕方ない。なんたって、それは疲れるからだ。何も要らない。ただ、この煩わしい意識を飛ばしてしまいたい……と思うがすべき事がたまっている。

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ユートピアは"no place"、ネモは"no name (nobody, no one)"という意味である。