ポッケにベアグミ.

グミ、といえば、グミの実、という常識を知らない。私がグミといえば、ゼリーよりも硬いゼラチンの塊、である。一度グミの木とその実を見てみたい。否、見なければいけない。

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自分に合っていると思う会社、自分が納得出来る会社、という話は、私の親世代には通用しない。そういう観念は我儘、贅沢であり、自分に合わない仕事や嫌な仕事であってもこなす事が当然である。自分の好き嫌いで判断する人は軟弱者だ、という訳である。そういう考えに慣れ、浸されてきた為に、会社説明会等に行き、人事担当者の話を聞いていて「是非自分に合う、自分の力が生かせる会社を見つけて下さい」と云われると、困惑してしまうと同時に、自己嫌悪に陥る。確かに、自分に不正直に無理をして就職したところで、健全な生活を営む事が出来るとは云い切れない。世間はいつだって変動しているものだが、果たしてどう変わり、逆に何が変わらず残り、私はどうしたら自分を満足させてやれるのか(人を差し置いて満足は出来ない人間であるので、自分だけ、という訳にもいかず)、という思考に悪酔いしている。
ひとつ自分に云える事は、自分に対する「せねばならない」という思考が近年多すぎる。考え方ひとつで楽になれるのに、と知ってはいるのだが、この事に関してはどうしても実践出来ない(改善出来ない)質の様だ。good grief!

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寒くなると、行き場に困る。歩き続けるにもどこかに腰掛けるにも、寒すぎる。
甘いもの好き週間続行につき、キャラメルソースかけ珈琲を数年ぶりに呑む。というのは、珈琲と共に甘いものを注文したい気持ちを押さえ込む為である。

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見上げたそらに月、見たのはひとりかふたりだったか。まるくなるまでもうすぐだった。